百合丘二丁目町会
この町会は、昭和37年に地元有志が集い準備し、結成したと伺っています。その年11月25日に区画整理による新町名「百合丘」が告示されたと記録に残っています。この日が百合丘の生まれた日、記念すべき誕生日です。この地では、昭和35年に公団の第一団地の入居が始まり、36年6月全工事終了、10月には1,750世帯すべての入居が完了したと記録されています。この団地周辺の開発をネタに「森繁」、「伴淳」、「フランキー」、「淡島」、「坂本九」などの顔ぶれで、喜劇映画「駅前団地」が36年に上映されました。とても面白かったので何度も見に行きました。また昨年、新百合のアルテリオの上映予定パンフに出ていたので、懐かしくなり見に行ってきました。駅名が「百合ヶ丘」と、「ヶ」がついていますが、新町名の告示前だったので「ヶ」が入ったのでしょう。その映画で映っていましたが、団地以外はすべて原野で、万福寺、高石、王禅寺には道路も家もほとんどありませんでした。豚舎と養鶏場が遠くにありました。新町名「百合丘」が誕生して今年は50年になります。映画では想像もつかぬほどの大発展です。幸い、この二丁目は駅に近く、百合ヶ丘駅、新百合ケ丘駅の2駅に徒歩で行けるところです。毎日の買物も便利で、とても静かで快適な町です。地図上の二丁目は広いのですが、約1/3が市営住宅、サンラフレ住宅、当町会には入らず自治会をつくって活動しています。同じく1/3は公園、小学校、福祉施設、老人施設等で占められ、1/3が二丁目町会です。会員は500世帯が加入していますが、その1/2がマンション、1/2が戸建です。町会役員は戸建住人が占めています。マンション住人にも働きかけているのですが、実現していません。また、戸建住宅の中に個人のアパートが多くありますが、町会には加入しておらず、カラス対策や、防災計画その他を考えると全住民に加入して欲しいところです。加入率は60パーセント以下です。
町会の行事としては、近隣町会合同で「夏祭り」を実施していましたが、会場の百合丘小学校改築工事中のため、2年間開催できませんでした。来年から開催できることを期待しています。
町内には、名の知られている弘法の松公園があります。大変眺望がよく南方に横浜方面、西方には厚木、大山が見渡せます。天気が良い日は富士山や南アルプスが望めます。弘法大師が植えたと伝わっている松も代替わりを重ね、6代目くらいになるのでしょうか。市で3月末に3年生の黒松を植えました。大きく育って欲しいと願っています。秋にたくさんの方が協力し、公園の大掃除をし、数々の落葉等が集められます。大きな桜の木もたくさんあり、花見の項には賑わいます。皆様もどうぞお立ち寄りください。
(2012年7月号から)