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麻生台団地自治会

麻生台団地自治会

会長 佐藤孝禧(当時)

麻生台団地は、昭和45年から46年にかけて日本住宅分譲マンションとして売り出した43棟947世帯の団地です。
自治会の発足は昭和47年で昭和48年4月時点での加入数は865世帯(加入率91.3パーセント)との記録が残されています。
発足当時から役員は1年交代で務め、各部門の主な活動は、入居者の年齢が若かったこともあって、運動会や盆踊り大会、料理講習会、教養講座、献血への協力、灯油や正月餅・お花の斡旋などが積極的に行われていました。
しかしながら、年数が経過するに連れて当団地も少子高齢化が進み、平成8年頃から運動会や盆踊り大会への参加者が減少するようになりました。
平成9年の2度目大規模修繕工事でグランドが資材置き場になって使用できなくなった影響もあって、とうとう運動会と盆踊り大会は中止になり、体育関係は残念ながら外部主催大会への参加型に変わってしまいしまた。
現在の団地は、少子高齢化が更に進み、働く中高年女性が増えたために、自治会への加入数は539世帯(加入率56.9パーセント)に減少しています。
現行組織は、会長、副会長、事務局、会計部、監査役の役員陣と、広報、文化、体育、交通安全、環境といった専門部から成る体制で活動し、その他には、固定人員での継続活動が必要との強い思いから自主防災会が結成され、3年目の活動を実施しています。
夜回りも毎月1回、有志が集まって団地内を1時間ほど巡回しています。
主な年間行事は、夏季のラジオ体操、75歳以上の高齢者を対象にした敬老の集い、いままでのフリーマーケットに子どもの遊びイベントを加えた秋まつり、防災訓練などです。
麻生台団地は高台にあるため坂の上り下りが大変で、高齢者にとっては住みにくい環境かもしれません。
しかしながら、これからの少子高齢化対策のために、いまも助成金対象グループとして活動中の「ちびっこクラブ」をはじめ、閉じこもりを防ぎ、寝たきりや認知症の予備軍にならないようにとの願いを込めてスタートした「若葉会」(平成25年度麻生区地域功労賞受賞)。「みどり会」(おしゃべり老人会)、気功の一種の「香功同好会」などの充実、活性化を図って、楽しく元気で健康に、かつ安全、安心に暮らせる団地を実現しようと、わたしたち自治会は力を合わせて活動に取り組んでいます。

(2014年11月号から)

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