栗平白鳥自治会
会長 吉川 浩(平成28年度当時)
生い立ちと概要
昭和45年、小田急電鉄による小田急多摩線に着工とともに川崎市北部の起伏に富んだ丘陵地帯で、農地、山林であったこの地区の沿線開発が行われましました。昭和49年、小田急多摩線の開通に伴い新百合ヶ丘駅、栗平駅も開業した。その当時は、2車両での運行だったと聞いております。住宅地として開発分譲され、 都心に通勤するサラリーマンのベットタウンとして栗平駅から白鳥神社、白鳥中学校を含む当自治会は、36期を迎え、設立当時は250世帯だった会員も現在800世帯近くになり、駅前のマンション及び1戸建ての自治会未加入世帯を含むと約1,200世帯となっており、駅から歩いて15分程度で自治会の隅々まで行ける静かな住宅専用地区でもあります。住みやすい街なのですが、駅前マンションの未加入、1戸建住宅居住者の高齢化に伴う退会は、自治会の大きな悩みであり 65歳以上が25%を占める状況を考えると.今後大きな課題の一つでもあります。
餅つき大会
毎年12月に行われる餅つき大会は、若い子育て世代や食欲旺盛な10代など、世代間を感じないいろいろな方が参加し、特にお母さんのお手伝いをして餅を丸める小学生の真剣まなざしは、強く印象に残っています。
防災訓練
昨年の9月に行われた防災訓練は、自主防災部、防災ボランティアの活躍、また消防署、他多数の方々の協力により185名が参加し、白鳥中学校でそれぞれ、受付、車椅子及びリヤカーによる避難訓練 (要介護3を想定)、 消火、煙、給水、AED、担架救助 ケガ応急処置訓練、また防災用品展示などを行いました。住民の関心も高く、子どもたちの参加も数多く見られました。今年は、防災訓練から防災祭りと名称を変え、餅つきなどを加え、楽しく人が集まりやすいイベントとし、また各役員が1年ごとに代わるために、3ケ年計画を作成し連絡網の整備、減災器材整備と備蓄、人員の確保、訓練等に支障のないように引き続き実施してまいります。また 平成27年には、麻生防火協会より自治会の防火思想啓発活動に対して表彰を受けました。
自治会を取り巻く環境の変化と課題
(会計制度の見直し中)
昨年度まで、自治会会計は,一般、会館、防犯灯会計など3会計で成り立っていましたが、ESCO事業への参加、耐震補強を含む自治会会館の設備の新設が完了したので、3会計を廃止し一般会計のみとし、会計ソフトを導入し新たな会計処理を行う予定です。
(活性化委員会会立ち上げ)
自治会を取り巻く問題は、多年度に渡り引き継がれたが、役員が単年度で変わるために充分な成果が出しずらいとの声があり、活性化委員会を立ち上げました。自治会内の有志により中期、長期に亘る問題解決の糸口を探りたいとの思いからです。重要課題としては、会計制度見直し、高齢化問題、防災計画、老人会再立ち上げなどが挙げられます。最後にサラリーマン世帯で、役員も1年交代する自治会なので、活動に参加するチャンスは多くまた自由に発言できる自治会でもあります、同じような悩みを抱える近隣の自治会と親睦を深めたいと思います。
(平成28年7月1日 第79号掲載)