有楽自治会
会長 吉松 秀一 (令和元年度)
有楽自治会は、昭和43年12月に佐賀県唐津市出身の学生寮「久敬社塾」(千代ヶ丘2丁目)塾監を初代会長として結成されました。昭和51年に地域開発に当たった有楽土地(株)から有楽自治会館建設用地として100坪の土地の提供を受け、昭和53年1月に現在の会館(千代ヶ丘5丁目)の落成となり、自治会の組織的な活動が始まりました。
当地域は、新百合ケ丘駅北口から津久井道を渡り、新百合山手通りを抜けた先あたりに位置しており、千代ヶ丘1丁目から5丁目の麻生区の中でも利便性が高く、また住環境の良い場所にあります。
住環境を維持し「住み良い街づくり」のために自治会が結成されており、多くの住民の自主的な参加と支援によって運営されています。有楽自治会は会長と副会長の3名の他、書記、会計、広報、環境、厚生、監査役各2名の6部門、計16名で編成されています。また、地域を72の区域に分けてブロック委員を選出し、会員と自治会のパイプ役として月1回の定例委員会を開催しています。
地域内は戸建住宅が中心となっていて全世帯数は約2,100世帯あり、その内自治会加入世帯数は1,172世帯(加入率約56%)です。年間の入退会員の変動は50世帯ほどですが、変動は集合住宅居住世帯の件数が多く占めています。この内集合住宅居住者の件数が90%強を占める現状です。
集合住宅居住世帯の入会減少や戸建住宅居住世帯の高齢化に伴う退会者の増加傾向がみられることが大きな悩みであり、対応策が継続的な課題になっています。
●自治会の活動
毎年10月の第3日曜日に行われる盛大な「有楽こども曳山まつり」があります。この祭りは、首都圏に通う唐津出身の学生寮である久敬社塾の学生が、昭和41年に郷土の「唐津くんち」を偲んで始めた「千代ヶ丘祭」が基礎となっています。昭和52年に地域の「有楽こども祭り」と「千代ヶ丘祭」が一緒になって「有楽こども曳山まつり」となり、今日を迎えています。今年で51回目を迎えますが、いまや当自治会の伝統である秋祭りとして定着しています。
夏には千代ヶ丘小学校校庭で、近隣の町会と共に「八町会合同盆踊り大会」を開催しています。これは地域の活性化や周辺町会との楽しい交流の場になっています。当自治会管内にある千代ヶ丘こども文化センターの夏祭り(8月)や正月遊び(1月)等への参加と支援も行っています。また、こどもたちが通う金程中学校、千代ヶ丘小学校の学校行事への参加を行うなど、地域に密着した行事を中心に活動を進めています。
●自主防犯活動
自主防犯組織の青色防犯パトロール隊を中心に月4回の定期巡回を実施しています。また年末には夜間パトロールを行い、合わせて地域内の危険個所や防犯灯の点検等を行って安全安心な街づくりの一翼を担っています。
●自主防災活動
2011年の東日本大震災を受け、自主防災組織による巨大災害への備え意識が高まる中、2018年度は、6月10日、2月9日と年2回、支援内容に合わせた班編成を組み、初期消火訓練、AEDの操作、簡易担架や仮設トイレ組み立て、炊き出し等、実際の災害を想定した住民体験型の訓練を実施しました。
最後に、自治会をサポートされる方々の人気は地区ブロック委員が1年、自治会役員は2年です。全員がボランティア精神を持って楽しく活動しています。
(2012年11月号記事を平成31年4月1日時点で修正)