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各町会・自治会ガイド

古沢町内会

会長 古澤亘市郎

 古沢町内会は、新百合ヶ丘駅の西側に位置し、多摩丘陵の里山の原形を残す一角にあります。7割強は市街化が抑制された市街化調整区域、世帯数は法人・団体を含めて102世帯で構成されています。歴史的なものとして九郎明神社があり、名前のとおり源義経が奥州から鎌倉に向かう途中この地に陣を敷き一夜を過ごしたと伝えられ、後の建長年間に村人により祭祀され、その後菅原道真など複数のご祭神が加わり今日に至っています。毎年9月には例大祭が行われ、その後子供達が楽しめる企画も子供会中心に催されます。
2012年新百合ヶ丘総合病院が最新の医療機器を揃えて開院。現在増床計画が進められ、2020年には新棟が完成し計563床になり、リハビリ・緩和ケア病棟もおかれるとのことです。
当町内会の高齢化率は高く、65歳以上の方が約34%を占めています。町内会は2015年5月介護予防の会「ふるさわ元気塾」を立ち上げ、9月には麻生区町内会事業提案制度に応募、区の委託事業として会の充実を図りました。毎月第3木曜日午後2時より2時間あまり高齢者にとって懐かしく諳んじられている童謡・唱歌をキーボードによる生伴奏をメインに合唱し、認知症予防体操、保健師、管理栄養士による健康と栄養に関する話、麻生警察署員による振り込め詐欺等防犯予防に関する話、また片平地域包括支援センター職員による生活改善に関する情報の提供を受けています。
当地区の災害時の指定避難場所は遠い為、2014年「避難所補完施設使用承諾書」を提出し、町内会館をその対象施設として承諾を受けました。川崎市の補助金制度を活用し、防災倉庫にテント、発電機、備蓄食料品等を揃えつつあります。また災害用生活用水井戸を町内の中央部に移設し、3年に一度の水質検査体制を整え、市民防災農地についても整備(491坪)しました。
今年度は防災の手引の完成と防災訓練の実施を予定しています。まず、民事法情報センターのブルーマップをもとに当地区を抜き出し土砂災害警戒区域の表示、消火栓等防災関連施設と町内各戸の位置関係を視覚的に確認できる防災マップを作成しました。
また、自主防災組織の体制について本部から地区別に迅速かつ正確に情報が伝達されるよう通報訓練の実施、更に災害現場の実動部隊である消防団(昭和班)の充実に努め、訓練機器の提供と資金的援助等町内会として災害に対する備えを図りつつあります。

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