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各町会・自治会ガイド

多摩美町会

会長 辻 實 (当時)

  多摩美の街は、草木の茂った多摩丘陵の細尾根に、昭和30年初頭から土地開発ブームに乗って宅地造成された緑と坂道の多い住宅地で、昭和36年移住者20数軒で多摩美町会を発足させ現在人口1,400余人、世帯数540余軒となり尾根を境に約7割が南斜面、3割が北斜面の静かな住宅街になっています。
その後、当町会周辺の宅地開発が進み、新たに6町会・1自治会が発足し、多摩美地区全体では人口2,500余人、世帯数1,080余軒で、通称「多摩美八町会」と呼んでいます。
昭和36年町会発足時は、宅地造成が粗製濫造であったため風水害に脆く、痛んだ道路(すべて私道)や水道など生活環境の整備補修が必要でしたが、開発会社の倒産も絡んで、住民自ら「自分たちの町は自分たちで守る」町ぐるみの協力によって大きな風水害や犯罪などの被害を未然に防いできました。
平成に入り、公道化推進委員会を設置し、住民挙げての測量事業に取り組み、14年には完成の域に達し、道路の拡幅舗装、給水管の改良、一部を除いた下水道化が行われ、一般的な住みよい町づくりができました。
最近の当町会の現状について述べると、一つには地域活性化を目標にした会館建設があります。
前記のように道路・宅地が粗製濫造であったため、その維持管理にあたり住民の強い連帯感が培われておりましたが、新旧住民の協調する場がなく、歴代町会長は、公道化完成までの30年間、ガス引込みの見返り資金などを会館建設資金のため積み立ててきました。
その間、数回にわたる会館建設の折衝が行われたようですが、いずれも不調に終わり今日に至りました。私どもも先輩の願望を引き継ぎ会館建設に努力し、その結果、町会のほぼ中央にあたる土地家屋を会員総意で買収することができ、18年7月家屋内外の改造工事を経てオープンすることができました。
その結果、多摩美八町会の会議や懇親会など様々な行事に利用され、老若男女が親睦の輪を広げ、地域が持つ自らの長所を見つめ風土にあった文化の高揚を図れるようになったことが大きな成果であったと思います。
また、二つには多摩美地区の町会は、前述のように八町会となっていますが、共通的な防犯灯の整備、公園などの維持管理、緑地保護運動、生活環境整備など緊密な連携のもと、安全・安心な町づくりを推進するとともに、例年開催する夏の盆踊り大会、適時行う防災訓練、美化活動の各行事は、常に合同で行い、多摩美全体の町づくりと活性化を図るよう努めています。

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自主防災訓練でのAED講習会

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会館での緊急時のガス対策講習会

(2008年11月号から)

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