細山町会
細山部落会が細山金程町内会として規約などの整備をし、昭和15年に発足しました。当時は金程、向原をあわせても100戸に満たない農村でした。
その後、各所で宅地造成が進み、三井、千代ヶ丘、金程、向原、中ノ間などの町会が独立し、昭和50年細山町会として名称を改め、現在の1700世帯(会員加入)の町会として今日に至っています。地域が、飛び飛びになっていることは町会活動にとりまして難しい面があります。したがって以前の「字」地域を10地区に分け、役員の選出など幅広い地域の運営に当たっているわけです。
細山は、神明社の氏子、香林寺の檀家、農家を中心とした諸行事等とのつながりがあります。細山の伝統と新しい文化を会員同士が如何に連携し、進めるかという大きな課題を担う役割が町会に求められています。
具体的な活動としては、総務広報部、道路交通部、消防防犯部、体育厚生部があり、75歳以上の会員を対象とする敬老会、会員の親睦のゴルフ大会、「細山を歩こう会」と称して、さかさ大門の神明社、五重塔のある香林寺、地域の歴史が保存されている郷土資料館、川崎市保存樹(樹齢800年以上のたぶの木)、万葉公園など名所を見ながらの、会員同士の知り合う機会と親睦を兼ねた事業があります。
そのほか、防犯・防災の研修会、町会が推薦した諸委員(民生児童委員、体育指導委員、青少年指導員、交通委員、消防班)との交流会議、美化活動を通じての会員交流等であります。これからの町会事業は、高齢社会への対応、そして総体的に地域の絆が薄れている状況で、会員同士が如何に知り合う機会をつくるかが重要であり、そのことを目標として諸活動を進めていきたいと思います。
(2010年11月号から)