百合丘一丁目町会
当町会は、小田急「百合ヶ丘駅」が昭和35年に新設され、その2年後の昭和37年に発足しました。町会発足当時の会員数は約50世帯程度でした。現在の会員数は、約460世帯で構成されています。大変歴史のある町会で、ちょうど今年は創立50周年になりました。
当町会は、「百合ヶ丘駅」を起点として南方向に扇状に展開していて、1番遠い所でも駅から歩いて10数分という極めて便の良い街です。また、駅の近くにはバスの起点停留所、スーパー、商店街、百合丘小学校、麻生警察署・百合丘交番、麻生消防署・百合丘出張所、保育園、銀行、郵便局、各種診療所、こども文化センター等があって、小型都市機能は、ほぼ整っているので非常に住みやすい街です。
町会の運営組織は、会長1名、副会長2名、会計1名、監査役2名、その他の役員が9名で、広報、環境、福利厚生、防犯、防災等の活動をしています。また、下部組織として35名の班長が、それぞれの地区ブロックの取りまとめを行っています。班長は輪番制を実施しており、任期は、6ヶ月または1年間です。
役員と班長は、毎月1回、第1金曜日の夜、こども文化センターに集まり「月例会」を開いています。この「月例会」で、「地域コミュニティ」の向上をめざし、「風通しの良い、顔の見えるまちづくり」に努力しています。
当町会の主なる事業は、次のとおりです。
(1)広報活動
「会員名簿」は3年に1回、「町会だより」は隔月1回発行して全世帯に配布しています。
(2)防犯、防火、防災活動
自主防災組織を主体にして活動していますが、当町会は「向こう三軒、両隣」の相互扶助の精神をベースにして地域共同体の強化に努めています。
(3)環境美化活動
公園管理運営協議会を結成して、市内統一美化活動と5月、12月の年3回公園とその周辺の大清掃を行っています。また、集積所の整理、整頓パトロールグループが毎月2回巡回して、粗大ゴミや不法投棄の防止活動を行っています。
(4)福祉活動
2名の民生委員が、役員会のメンバーに加わり、町会と一体となり福祉厚生の充実に努めています。特に「老人会」に対し幅広い協力をしています。
町会の主なる行事は、平成21年度までは、百合丘地域の一大イベントとして4町会、2自治会、3商店会が連合で、百合丘小学校の校庭で盛大な夏祭りを楽しんできましたが、小学校改築のため25年度まで中止することになりました。ただ、春の懇親バス旅行、秋のお芋掘り大会、敬老の日のお祝い、サンマ祭り、お餅つき大会、夏休みラジオ体操会等の行事は毎年行っています。
現在取り組んでいる当町会の最重要課題は町会組織と自主防災組織の再構築です。町会組織は高齢化した役員の若返り。特に、自主防災組織は、3月11日の東日本大震災の実態を知るにつれ、現在の組織では即応できないことを痛感しました。
この課題の解決に一番必要なことは、地域コミュニティの構築だと考えられるので『挨拶運動』を協力に展開しています。
(2011年11月号から)