当自治会は、王禅寺東３～５丁目に住まう約６７０世帯（加入率９５％）の住民の方々によって、構成されています。設立は、昭和５７年（１９８２年）に遡り、今年で丁度４０周年を迎えます。三井第五住宅として新規開発され出来た比較的新しい住宅街です。
「王禅寺第５住宅地区計画」に準拠して、街並みが美しく戸建て住宅中心に整理され、バスの便もよく緑の多い住みやすいところで、犬と散歩される方も多くみられます。当自治会のテーマは、「安心して暮らせる安全な美しい街づくり」を目標に、代々活動を行って来ております。自治会組織は、会長１名、副会長２名、役員２１名と民生委員１名で構成されており、毎月役員会を開き、課題を共有して活動しております。

自治会の地域は、ふるさと公園に隣接する徳川幕府ゆかりの「星宿山蓮華蔵院王禅寺」から地名が付いたとされる王禅寺地域の一角にあります。王禅寺境内には、まだこの地区の名物「禅師丸」呼ばれている日本最古の甘柿の原木が保存されています。

他の自治会と同様に、住民の方々の高齢化が進んでおり、その方々の住みやすい対応を考えていかなくてはなりません。同時に少子化の影響もあり、若い世代へ世代交代が少しずつ進みつつありますが、子供さん達にもここが思い出に残る故郷であるという　認識を持ってもらうことも大事だと思っています。また世代交代が進むにつれて空き家問題もこれからの大きな課題になってくると思います。

自治会の主な活動は、年３回の環境美化活動・防犯パトロール活動・防災訓練・焼き芋大会等ですが、その他に住民からの要望や苦情の対応をできるだけ早く行政にお願いすることを心がけています。自主防災組織は自治会と兼務になっていますが、実際の災害の場合、役員の任期が原則として、１年になっているため、ノウハウがうまく継続できるか心配なところです。

これらの自治会の活動の他に、住民有志によるボランティア活動「木こりの会」が自治会内７つの公園の整備を担ってくれています。また「見守りの会」が高齢者やおひとり暮らしの方々を支えてくれています。それに加え「王禅寺子ども文化センター」や「いこいの家」にも協力して活動しています。これからも自治会活動をよくするために、外部との積極的な連携が欠かせないと思っており、住民の方々の協力で少しでも良い街にしていきたいと思っております。